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様々な現場で活躍するフッ素樹脂チューブ/ホースとは?その用途も解説

フッ素樹脂ホースとは?

その名の通りフッ素の技術をホースに応用したもののことを指します。フッ素樹脂を折り込み、ラバー状の物に表面コートする事で潤滑性に富んだ構造になります。フレキシブルなラバー素材のホースは様々なところで利用・応用されその滑りの良さから手術用器具としても使用されます。滑りがよく、頑丈である点では中の空洞が潰れることなく、湾曲した配管巡りにも多く使用されます。

配管内部のチェックや、洗浄用チューブ・ホースでの使用も可能です。先端部分に特殊な器具を取り付けると小型カメラでの配管検査も可能になります。フッ素樹脂ホースではその湾曲に際しても潤滑性を保ちますので、フッ素樹脂をラバーの表面にコートしたり、その素材に埋め込んだりする技術によって、滑りのまったく無かったゴム素材チューブに新たに代替することが可能なのです。

フッ素加工での劣化耐久度

フッ素樹脂加工を施したホースは耐久度が更に向上します。これは、フッ素樹脂自体の堅牢性をフレキシブルな加工によってそのまま保つ役割があり、フッ素樹脂加工ホースの中にどんな液体が通っても堅牢性をキープすることができます。少量のガス配管であったとしても、ホースの内部にセンサーからの導線を通しておけばあらゆるチェックが可能になります。

フッ素樹脂の堅牢性は高圧対応でも応用されますので、高圧な洗浄液を噴出する場合それが配管内部のものであればゴムだけではできなかったので、フッ素加工ホースに依る能力が試されます。またジョイント部分の金具ともしっかり密着しますので、気密性・密閉度における接続も容易かつ丈夫なものとなります。

フッ素樹脂加工ホース・チューブでは、医療面での拡充や人の入り込めない状況での洗浄、検査項目に耐えうる構造を成し遂げています。フッ素樹脂でコーティングされたラバーホースは金属タイプのホースでは出来なかった部分での仕事が可能になります。絶縁状のものですので感電する心配もなくなります。そして金属製ホースより柔らかい構造なので複雑な配管内部でも使用できます。

 

フッ素樹脂での医療系ホース

フッ素樹脂での医療系ホースは開発が急がれており、血管内カテーテル手術のような場面で非常に重要視されています。つまり電気を通さずに、患者の体に冷たい感覚を与えないものです。滑る性質を持つフッ素樹脂加工ですので、手の届かない隙間に差し込むことが可能です。

手術用だけではなく、医療用チェック機能としても扱えますので、作業室の洗浄用に使用したり、配管として電気設備の類で使用することも可能です。建設が終わった場所に壁面内部に配線を組むのは大変ですが、複雑な内壁構造の中にも、潤滑性能の優れたフッ素ホースですから目的の配管を敷くことが出来ます。

また、潰れない構造を保っていますので、細い導線などが損傷を受けることもなくなります。配線をホースに通す際も、内部の滑る性能が優れていますので、容易に導線を通すことが可能になります。フレキシブルな対応もできますので、内壁の曲がったところにもすんなりと入ることができます。

 

フッ素樹脂での耐熱ホース

フッ素樹脂の耐熱ホースは高温になりやすい配管内部の調査・検査に適します。熱湯ぐらいの温度であれば、フッ素樹脂のホースで問題なく対応が可能です。金属質のフッ素コートであれば更なる温度まで耐久度が上がります。

通常のゴムでは軟度が上がってしまって変形する恐れがありますが、フッ素樹脂加工したものに関しては、耐熱ホースとしてより強靭なホースなります。

耐熱の許容温度未満の状態であれば配管が冷めるのを待たずとも検査が可能です。つまり、配管を開けて熱がこもっている状態でもフッ素ホースの検査が可能です。熱湯を通して洗浄する場合にも自らの熱に耐えられる構造をしていますので、洗浄・殺菌も出来ます。

フッ素樹脂加工は洗浄剤が入ったとしてもゴムのように劣化することなく繰り返しの使用が可能です。洗浄用ホースであれば、そのまま湯水を通して洗浄・乾燥が可能になりますし、外側から熱湯をかけても滅菌処理ができます。耐熱性能が優れているという点で、従来のゴム製品より圧倒的に便利になります。

フッ素樹脂加工では白いホース、半透明にして内部の電線が見える形での被覆ホースも可能になるので、可視化に対応した産業用としての利用法も可能です。

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