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フッ素樹脂の高圧ガスケットは柔軟性と耐熱性に優れる便利もの

高圧用ガスケットとは

高圧用ガスケットは、配管をジョイントする際にその連結部分に挟む太めのパッキンのようなものです。ガスケットとパッキンは使う用途もとても似ており、液体気体などの流出を防ぐものですが、動くものに使うのがパッキン、動かないものに使うのがガスケットとイメージすると良いでしょう。

高圧ガスケットは大型の連結用ゴム素材や大規模な工業でも使用されます。中を通過するものには高温のガスや液体状の化学物質などがあります。通常のゴム繊維では摩耗し漏れが発生する恐れがありますので、定期的な交換と耐久度チェックを必要とします。

ガスケットに必要な材質

高圧用ガスケットは配管の漏れを防ぐために使用されるものです。なので、高圧用ガスケットの樹脂はそれなりに厚みが必要になってきます。高圧が付加するので、それによって劣化しない耐久性と熱に対するある程度の強度が必要になります。

金属のガスケットでもフッ素コートをすることで、耐腐食の性能が強まりさらに連結部分が強化されます。劣化性に対しゴムより強い性能を持つ高圧用フッ素樹脂ガスケットは高圧だけではない問題にも対応できます。

 

高圧であるがゆえに

高圧であるということは、ガスケットが配管内側から常に圧力がかかっているので、ガスケットラバー自体が強靭で破裂しにくい構造をしていなくてはなりません。そして、配管内部は常に同じ圧力がかかっているとは限りません。

つまり急激な圧力膨張にも対応しなくてはならないのです。圧力は配管が直角に曲がっている場合などに配管振動が場合があります。その振動に対する抗力がジョイント部分に必要となります。

このジョイント部分の圧と同時に加わる振動が、ガスケット部分の劣化を招きやすくします。そして、振動が加わった状態での高温・高圧の流体が内部を通過すると、品質に差し障りが出てきます。

フッ素樹脂加工のプラスチックであれば、連結圧着にも対応でき、連結された部分がある程度の振動として負荷された場合、ガスケットに弾力性のあるラバータイプのフッ素樹脂ガスケットが効果的です。

 

フッ素樹脂がもたらすガスケット

フッ素樹脂がガスケットにもたらす役割として、ラバータイプのフッ素樹脂の耐熱が200度前後であるのに対し、金属板プレートへのフッ素樹脂コーティングはさらに熱に対する抗力が上がります。

これによって、高温高圧に対する連結が問題となるエンジン部分のオイル流体・ガス流体に対しても、更に長い配管が可能になったり、連結部分を用いても漏れが無く、更に耐久度を上げる事が可能になります。

昨今の排ガス規制問題もありますので、環境問題を恒常的にクリアしていくためには優秀なガスケットとの交換が必要になります。ガスケットは漏れを無くして機械自体の耐久性能を上げてくれますが、環境にも役立つ重要な技術とされます。

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