フッ素樹脂の継ぎ手は柔軟性も耐久性も高い優れもの
フッ素樹脂だからできること
フッ素樹脂は、継ぎ手の弾力性や接合性をキープしたまま、堅牢な性質を維持できます。フッ素樹脂以外の継手だと、結合部分は金属・プラスチック・ゴム製になるのが従来の継ぎ手です。
ですが、これらは経年変化による消耗や腐食は避けられない問題です。振動に弱くショックがかかる状態では、継ぎ手には必要以上な損耗や摩耗の力が加わるからです。
継ぎ手は結合がしっかりしていないといけないので、接合箇所は頑丈なパッキンで仕上げるのが配管技術の基本となっています。その箇所をフッ素樹脂加工で仕上げると、結合箇所からの漏れがなくなり、滑り、経年変化への耐久度が従来品よりも大幅に向上します。
フッ素樹脂の継ぎ手の堅牢さ
ここでのフッ素樹脂の継ぎ手の”堅牢さ”と言うのは、耐熱性と弾力性を保持したものであると言うことを指します。
通常配管に金属部分だけを使っていると、金属配管とゴムパッキンの間に劣化が原因で隙間が生じてしまう事があります。配管に液体やガスが入っていれば、これは致命的な問題となります。
なので、金属配管であってもその結合箇所にフッ素樹脂の継ぎ手を使用する事で、危ない配管の設計にもさらに柔軟に対応ができ、振動性にも強く堅牢性の高いものになります。
フッ素樹脂継ぎ手の応用
対振動性能はフッ素樹脂継ぎ手の得意とするところです。
通常の金属配管に振動が加わる場合、配管をしっかり固定してゴムで圧着するのが主流ですが、振動が無理に加わるとゴム部分が外れたり、一度外れると、戻すのがかなり難しいことがあります。
フッ素樹脂継ぎ手の場合は、まずゴムが劣化して剥がれるという状態を回避できます。ある程度のショックには柔軟に対応できるくらいの、フレキシブルな性能を蓄えています。
弾力性を保持したまま硬質なプラスチックの性能もキープしますので、ズレが気になる部分や、曲がりのピンポイントで圧がかかる部分等に最適な接続状態でいます。
振動を避けたくても避けられない部分では、内部の流体の頻度も重なり、ゴム部分・金属部分に経年に依る摩耗が生じてしまいます。ですが、フッ素樹脂で作られている部品の耐久度は高く頑丈なので、あらゆる場面で力発揮します。
従来の用途よりの拡がり
従来の用途であれば、配管の接続箇所にゴムパッキンと合わせて扱いましたが、フッ素樹脂は化学物質に強い性質を持っています。
酸の物質が流れるところや、濃度の高い液体が流れるところには非常に最適にです。振動耐性も高いので、配管のジョイント部分にも非常に最適です。もちろんフッ素樹脂パッキンとの併用が可能なので、接合部分をねじ込む際にも、奥までしっかりと密着する接続が可能になります。
連結部分の回転性能も高める特徴がありますので、配管を決めてしまってから、調整を行うというような場面にも最適になります。接合箇所の振動に関してもフッ素樹脂パッキンと併用する事により、堅牢性がさらに高くなるのです。
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