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世界にはどんな半導体メーカーがある?売上ランキングから10社を紹介

インテルやサムスン、そして日本の半導体メーカーなどであれば半導体業界に精通していなくても耳にする機会はあるでしょう。しかし他にも半導体業界を引っ張っているメーカーは世界にたくさんあります。

ここではリサーチ会社ガートナーが発表した「世界半導体メーカー別売り上げランキング」を基に、売上トップ10のメーカーをかんたんに紹介していきます。

   

インテル(Intel

インテル」はアメリカの会社で、CPU等に利用されるマイクロプロセッサを中心に製造販売しています。

他にも様々な半導体関連機器を販売していますが、CPU市場に限って言えば世界でも80%近いシェアを持っているなど、非常に勢力の強いメーカーと評価できます。大規模の多国籍企業で売上高も世界トップ、しかも1位になったのは最近ではなく、長く半導体業界をけん引する存在として活躍し続けています。

 

サムスン電子(Samsung Electronics)

サムスン電子」は韓国の会社ですが、こちらも世界各地で法人を展開している多国籍企業です。韓国の代表的な企業の1つで、半導体メーカーとしての売上高も世界2位です。

特に近年、半導体に関する収益を伸ばしており、利益の過半数を半導体部門が占めるようになっています。これまでフラッシュメモリやSoCDRAMなどを主に取り扱っていましたが、今後自動運転車や医療、環境などの分野への事業拡大も進める方針が示されています。 

 

SKハイニックス(SK hynix

SKハイニックスはサムスン電子に次ぐ韓国の半導体メーカーで、売上高は世界3位です。メモリ事業に強みを持っており、NAND型フラッシュメモリ、DRAMなどを主力製品としています。 

 

マイクロンテクノロジー(Micron Technology

マイクロンテクノロジー」はアメリカの会社です。かつては半導体のコンサル会社として活動していましたが、今ではコンピューター関連の半導体メモリを製造し、様々なストレージ製品も扱っています。 

 

クアルコム(Qualcomm

クアルコム」はアメリカの会社で、半導体製造のほか通信技術関連の設計開発も行っています。CDMAという通信技術を実用化したことで知られており、スマホ関連の半導体に強みを持っています。ファブレスメーカーであるため自社で工場は持たず、製造に関しては他社に委託をしています。

なお通信機器に用いられる半導体を提供するのみならず、広くコンピューターのチップも提供しています。

 

ブロードコム(Broadcom

ブロードコム」はアメリカとシンガポールに本拠地を構える半導体メーカーで、通信向けの半導体製造をメインに活動しています。ネットワーク関連の製品を広くカバーしており、Bluetooth送受信機や無線LAN送受信機などを扱っています

 

テキサスインスツルメンツ(Texas Instruments

テキサスインスツルメンツ」はアメリカの会社で、世界数十か国で製造および販売拠点を持っている半導体メーカーです。1930年に設立され、比較的歴史も長く、アナログICなども主力製品として持っています。

主な取扱い製品としては、アンプやクロック、電源ICDSPARM、マイクロコントローラーなどがあります。また医療やセキュリティ、エネルギー分野など、これから伸びると見られている分野への注力も行われています。

 

メディアテック(MediaTek

メディアテック」は台湾の会社で、1997年にファブレスメーカーとして設立されました。スマートフォンやタブレットなど、モバイル関連の事業も行っています。

積極的にM&Aを行っていることも特徴的で、画像処理LSIを扱っていたニューコアテクノロジーを買収。その結果、同社の日本法人も「メディアテックジャパン」として新たに設立されています。光学ドライブやタブレット、フィーチャーフォン、ブルーレイ、GPS、ワイヤレス充電などを主に扱っていますが、近年注目を集めるIoTへの参入も始めています。 

 

エヌヴィディア(NVIDIA

エヌヴィディア」はアメリカの半導体メーカーで、演算処理やCG処理の高速化を図るGPUの開発に強みを持っています。GPU市場における業界最大手として知られており、また、ゲーム関連の機器でも高い評価を得ています。

そのため長い間CGやビジュアルコンピューティングを先導するメーカーとして活動し、VRや人工知能、自動運転といった技術にも力を入れています。 

 

キオクシア

キオクシア」は日本に本拠地を置き、NAND型フラッシュメモリを主力に活動している半導体メーカーです。2019年にキオクシアとして活動を始めていますが、東芝メモリ株式会社から商号変更した経緯があるなど、事業の実態としてはそれ以前から存在していました。世界的に見ても、売上高トップ10にランキング入りするなどの成果を出しています。

   

まとめ

世界規模で大きな売り上げを出している半導体メーカーを紹介しました。アメリカの会社が多く特にインテルはCPU市場に関し支配的ですが、韓国や日本のメーカーもランキング入りをしています。近年ではファブレスメーカーとして工場を持たない企業や、医療・環境・エネルギー分野など多分野に取り組む企業も増えていると言えるでしょう。 

 

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